Sデッキ of ジョーカー!

COJのSデッキを中心に、マイペースでお届けします。

今期Sデッキのとりあえずたたき台:S戦士、とS《ドラゴンボルケーノ》

 どもです。

 やっぱりと言いますか、宣言通り(?)と言いますかDOB更新されましたね。

 S機械デッキでAPを盛るのがぎりぎり間に合って、少しほっとしております。

 

 そうそう。

 前回の日記で、「この機械デッキの体感DOBは48ptで、パワー的にはAデッキだ!」みたいなことを最後に書きました。

 そして、DOB更新後にエージェントラボを確認してみたところ……

 

  DOB47ptのAデッキになっていました!

 

 だから何だと言われればそれまでなんですが、なんかちょっと嬉しいです。

 ツクヨミの体感DOBを1ptではなく0ptにしていればピッタリ賞だったんですけど、まぁそこはそれ。ピッタリ賞になっても何かもらえるわけではないので、問題ないです、はい。

 

 さてさて。

 それでは本題である、『今期、使っていこうと思っているSデッキ』に移りましょう!

 

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【デッキ紹介】S青黄機械

 どもです。

 お久しぶりです。

 

 「マイペースでやっていこう!」と言っていたら、1週間も記事を書いていませんでした。

 まぁ、個人的な方でいろいろ忙しかったり、書き起こしたいSデッキリプレイが特になかったりだったので、許してください。

 これからも、これくらいのまったりペースで更新していきます。

 

 さてさて。

 前回、デッキを組んでみたにもかかわらず、【タケミカヅチ】を持っていないがために悲しみに暮れてしまった『S機械』デッキの途中経過です。

 

 なんと先週、巡りあわせがよいことに、自分をCOJの世界へと引き込んだ友人がちょうど仕事で近くまで来ていたので、会ってきました。

 そして、【タケミカヅチ】その他もろもろの機械パーツをいただくことができました! 本当に感謝!

 

 実は自分、マーヤパックを3つ買うところから始めたので、目玉SRが【裁きのマーヤ】、【ダークマター】である、1.1と1.1EXのパックだけは買ってないんですよね……。

 なので、そのあたりのカードは全部プレイ褒賞とアクティス頼り。【スピードシャーク】2枚、【キラーヴィーナス】に至っては0枚しか持っていないにもかかわらずS機械デッキを組もうとしていたとか、無謀としか言いようがなかった……。

 

 しかし、今は違う!

 と言うわけで、その後に組んでみたデッキがこちら。

 

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 【戦神・毘沙門】【闇神・ツクヨミ】の0pt枠は、それぞれ1枚ずつ【拒絶する世界】、【大天使ガブリエル】などに変えたりして、調整しながら使ってます。

 

 全国大戦の戦績は現在、通算で40戦18勝22敗。

 5割切っちゃってはいますが、いちおうSデッキなので増えてはいます。

 負けに関してだって、自分のミスによるところが1,2割くらいはあるんで、使い込めばもうちょっとAP盛れるかな、といったところ。

 

 マリガン基準は、先手【ハニワ】、後手【スピードシャーク】+【幽冥のイカロス】or【キラーヴィーナス】。

 

 前半の戦略は、相手によって

 ・めいいっぱい展開してからの、4ターン目【滅亡の未来都市】第2効果

 ・ある程度展開してからの、3,4ターン目【タケミカヅチ】でBP勝負

 を使い分けてライフ刻みつつ、後半は毘沙門頼りの消耗戦。最後にヘレスカ撃って逃げ切るって感じです。

 

 ただいろいろやってみて、珍獣相手に間に合わないことが多いので対策カードを積みたい気はする。

 あと、小回りの利く除去も欲しいんですよねぇ……。

 両方満たすのは……ロストボーイパレード!?

 

 まぁ、とにもかくにもまだまだ迷走中です。

 なにかアドバイスがありましたら、ぜひともお願いします!

 

 ではでは。 

今期Sデッキのとりあえず叩き台

 どもです。

 DOB更新されましたね。

 

 そして、誰がどう見ても今季【機械】がやばいです。

 それほど性能の悪くないユニットが、2pt、4pt帯にゴロゴロいます。

 

 そういうわけで、今季調整していきたいS機械デッキをパッと考えてみました。

 

 

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 使い方は単純で、3ターン目までに機械5体を召喚し、その間に魔法石で引っ張ってきた《滅亡の未来都市》をセット。4ターン目に発動して対戦相手全員の基本BPを-4000したうえで、総攻撃を仕掛けていきます。

 

 《聖光による庇護》は《滅亡の未来都市》発動までの時間稼ぎ。1ライフ回復されようが、返しに5ライフ削れば問題なし!

 このカードもDOB4ptなので、まずは全力投入してみてます。

 

 早めに横に並べたい都合上、2cp以下のユニットを多数採用したために、《ユグドラシル》が天敵です。一応対策として、《角端》《闇神・ツクヨミ》を採用していますが、このあたりはメタや流行りに応じて調整していこうかと。

 

 

 ……問題は、自分はタケミカヅチを1枚も持っていないことなんだけどね!

Sデッキを作る上で基本となっている理屈

 どもです。

 

 今回はタイトルの通り、自分がSデッキを作る上での考え方の基礎……つまり理屈をまとめていきます。

 

1:Sデッキはデッキパワーが低い

 

 大前提。

 

 Sデッキは、DOBを稼ぐために「あまり強くない」「ちょっと使いづらい」カードが多数投入されています。

 赤の5CPスピムユニットとして《暴虐のネビロス》が3枚積まれているのと《ストライクナース》が3枚積まれているのとでは、やはり前者の方が使い勝手がいいでしょう。

 

 そんな1枚1枚のカードパワーの積み重ねにより、デッキのパワーも決まっていきます。

 ですから、DやCデッキのパワーが100や90とするならば、Sデッキは50、うまくいっても60くらいのデッキパワーしかないのではないでしょうか。

 

 さて、『Sデッキはデッキパワーが低い』。

 これが成り立つと仮定すると、以下の理屈が導けます。

 

1-1:Sデッキは、先攻型が有利である

 

 単純に計算します。

 デッキパワー100の中にある1枚のカードパワーの平均は、100/40=2.5。

 対し、デッキパワーが50の場合は、その半分なので1.25です。

 

 さて、これらのデッキ同士が戦うとします。

 互いに『デッキのカード全てが手札にある』状態で戦えば100vs50となりその差、50。この50の力量差を、プレイングなり運なりで埋めていかなければいけないわけです。

 ですが、デッキのカードのうちランダムの4枚だけで戦うとするならば、それは10vs5の勝負。パワー差が50からたったの5となり、差だけで考えれば100vs95の勝負と同じです。

 

 ただもちろん、ドローで手札に持ってくるカードのパワーの平均は、デッキパワーが高い方が有利。それゆえターンが経過し、ドローを重ねるにつれ、両者のパワー差は開いていき、最終的には100vs50になってしまいます。

 

 ならばどうするか?

 →デッキパワーの差が低いうちに、勝負を決めてしまえばいい!

 

 ニケバアル型などが、その典型ですね。

 たとえ相手が使用率トップ常連の《戦神・毘沙門》を手札に握っていたとしても、4ターンで勝負を決めてしまえば(CP増加がない限り)毘沙門は出てこれません。だったら、場に出せる《クマゴロウ》の方がまだ使い勝手があります。そういう理屈。

 

1-2:Sデッキは、なるべく4ptのカードを多く入れたほうがよい

 

 言い方を変えれば『Sデッキは、なるべく0ptのカードを多く入れたほうがよい』となります。

 

 これも単純に考えます。

 『DOB2pt×40』と『4pt×20+0pt×20』。

 

 この2つはどちらもSデッキですが、ランダムで4枚を抜き出したとき、後者は0ptのカードが4枚になる可能性を持っています。そのときその4枚だけを見るならば、DやCデッキのパワーと同じになっています。

 もちろん、ターンが経過し、ドローを進めるたびに、残されていた弱いカードを引いてくることになるので、パワー差がつく前に勝負を決める必要があり、これは1-1の理屈に繋がります。

 

 ただ、当然のことながら後者は『ランダムで4枚抜き出したとき、4ptのカードが4枚になる』可能性も同じだけあります。

 そうなってしまっては、『4pt×40』で構成されたSデッキを超えたSデッキ――スーパーSデッキと呼ぶに相応しいデッキとパワーが同等に成り下がります。

 

 ならばどうするか?

 →諦めてください。それがSデッキの宿命です。

  尖っているのがSデッキ。丸く戦えるのがCデッキ。

  時折「Sデッキは運ゲー」などと揶揄されるのは、こういう理由もあるでしょう

 

 

 

 ……と、思うじゃん?

 

 

 ただ尖っているだけのSデッキを作ったり使ったりするだけだったら、自分はSデッキにここまで入れ込んでいません。(尖っているだけのデッキも、もちろん好きですが)

 Sデッキビルダーの神髄は、丸く戦えるSデッキを目指すことにあり!

 そしてそれは、決して不可能なことではありません。

 

 実際、一時期のSデッキブームの際は、ほぼほぼ丸く戦えるSデッキが生まれたからこそだと思います。

 もちろん、あのときはDOBの付き方が異常ではありましたが、4ptカードの選定や組み方が難しくなっただけで、丸く戦えるSデッキは今でも作れると思っています。

 

 

 ……と言うわけで、もうすぐDOBの更新ですし、次回からはそれを踏まえたうえでの試行錯誤の過程を綴っていければと思います。

 

 ではでは。

【リプレイ書き起こし】S青緑 VS B赤黄巨人(6/9頂上対決)

 このコンテンツは、『ターミナルで流されるリプレイ動画を、文字情報に書き起こしてみよう』という内容です。

 

 ターミナルでリプレイを見れなかった人にとって、少しでも試合の流れが伝わるように。

 そして自分にとっては、ランカーの皆様がなぜその行動をとったのかを考えることによって、少しでも上達するように――という目的でやっていきたいと思います。

 

 COJのブログをやるにあたって、ちょっとやってみたかったこのカテゴリ。

 展開にいちいち自分なりのコメントを入れていますが、なにぶん『自分なり』です。

 初めてばかりのことも踏まえ、不慣れな点などあるとは思いますがご容赦を。

 

 あと、「もっと、こんな感じにしたらいいんじゃない?」といったご指摘やアドバイスなどがあれば、コメントいただければ幸いです。

 

 

 とりあえず今回はテストも兼ねて、6/9頂上対決という、1週間前のSデッキリプレイを書き起こし!

 

 

――――――――――――――――――――――

 

【先攻】

 S青緑:モモベリアデビルーク 氏:JOKER 時矢

【後攻】

 B赤黄巨人:朝ランチ 氏:JOKER 沙夜

 

 

【マリガンチェック】

 まずは、モモベリアデビルーク氏のマリガンチェック。

  《人の業》、《生誕祭》、《ブロックナイト》、《義勇馬エニフ》の初手からマリガンを繰り返し、

 

 →《生誕祭》、《ユグドラシル》、《早撃ち勝負》、《ブロックナイト》

 →《バックアップメンバー》、《生誕祭》、《ゴーストフェンサー》、《ファフニール

 →《生誕祭》、《ユグドラシル》、《軍神アテナ》、《ゴーストフェンサー》

 →《ギャウルス》、《軍神アテナ》、《ゴーストフェンサー》、《ファフニール

 

 となったところで、キープします。

 2CP/BP5000の《ゴーストフェンサー》。強カードの《軍神アテナ》に、その土台にもなれるサーチユニット《ギャウルス》、加えて4CP/BP7000《ファフニール》と、序盤の展開には困らない手札と言えましょう。

 

 一方、朝ランチ氏は初手の

  《ライブオンステージ》、《無限の魔法石》、《インペリアルソード》、《ギガンテス》

 をそのままキープ。

 ユニットが1体しかいませんが、後攻2ドローがありますし、《ライブオンステージ》、《無限の魔法石》があるので、受ける側としてはなかなかのハンドに思えます。

 

【先攻1ターン目】

 モモベリアデビルーク氏が初手にくりだしたのは、《ギャウルス》ではなく《ゴーストフェンサー》。

 手札にユニットは十分ありますし、先手ということもあって、BP5000で序盤から攻め気に展開します。

 

【後攻1ターン目】

 朝ランチ氏のドローは、《死者潜伏》と《ヴェルフェゴール》。

 まだ急いで動く必要もなく、《ギガンテス》を出して《ライブオンステージ》をトリガーセット。ターンを返します。

 

【先攻2ターン目】

 モモベリアデビルーク氏のドローは、《無限の魔法石》、《バックアップメンバー》。

 すぐさま《バックアップメンバー》という保険をトリガーに差し、間髪入れずに《ゴーストフェンサー》でアタックを仕掛けていきます。

 この速さ。「無色トリガーがパンプかもしれない」ということを匂わせるブラフとして、十分なもの。

 

 《ゴーストフェンサー》と《ギガンテス》のBPは同じ5000ですが、朝ランチ氏、ここはスルー。ライフで受けます。

 そもそも基本バニラである《ゴーストフェンサー》と【巨人】のサポーターである《ギガンテス》との交換は美味しくありませんし、朝ランチ氏の手札にあるユニットは、5CPの《ヴェルフェゴール》1枚だけ。

 そういう意味でも、今ここでユニットを失うブロックはナシなのでしょう。

 

 その後、モモベリアデビルーク氏は《ギャウルス》を召喚。

 引いてきた《ファフニール》を手札の《ファフニール》に重ね、オーバーライドで《ミューズ》を引いてきたところでターンを渡します。

 

【後攻2ターン目】

 朝ランチ氏のドローは、《エンジェルビルダー》と2枚目の《ヴェルフェゴール》。

 《ヴェルフェゴール》を手札で重ね、2枚目の《ギガンテス》を引いてきます。

 

 ここで朝ランチ氏は《無限の魔法石》をセットし、2体目の《ギガンテス》を召喚。互いにサポートしあい、BP6000が2体並ぶ盤面になります。

 《無限の魔法石》の効果では、《インペリアルソード》を捨てて《巨人の鉄槌》をサーチ。そのまま、トリガーゾーンにセットします。

 

 その後は無理に攻撃をすることもなく、ターンを終了。

 無色トリガーがパンプの可能性はまだ捨てきれていませんし、じっくり盤面を作り上げていくようです。

 

【先攻3ターン目】

 ドローは、《拒絶する世界》、《生誕祭》。

 並べあう様相を呈してきたため、この《拒絶する世界》はゲームを決定づける1枚になりそうです。

 

 さて、相手の場にはBP6000が2体並んでいるので、殴りに行くことはできません。

 モモベリアデビルーク氏は順当に《ファフニール》を召喚し、《生誕祭》をトリガーゾーンにセット。さらに、《生誕祭》で2ドローしたときに手札があふれないように、《無限の魔法石》もセットします。

 これで、手札は《軍神アテナ》《ミューズ》《拒絶する世界》の3枚となりました。

 ターンエンドです。

 

【後攻3ターン目】

 ドローは、《戦神 毘沙門》と2枚目の《エンジェルビルダー》。

 さらに、《ライブオンステージ》を発動させて、CPは+2。追加のドローで《無限の魔法石》を引いてきます。

 

 朝ランチ氏は《ヴェルフェゴール》Lv2を召喚。その後、《死者潜伏》をトリガーセットし、《巨人の鉄槌》のCP1を残しつつ、ターンエンド。

 手札は、《エンジェルビルダー》、《戦神 毘沙門》、《エンジェルビルダー》、《無限の魔法石》。

 

 まだまだ盤面の作りあいは続いていきます。

 

 

【先攻4ターン目】

 ドローは、《バックアップメンバー》、《ゴーストフェンサー》。

 

 モモベリアデビルーク氏はちょっと考えた後で、ギャウルスを土台に《軍神アテナ》を召喚します。これで全員のBPが+2000され、《ゴーストフェンサー》のBPは7000、《ファフニール》Lv2にいたっては10000と、巨人軍団に負けず劣らずの高BP軍団となりました。

 

 さらに、トリガーゾーンに差していた《無限の魔法石》の効果が発動。殴り合いにならないと効果を発揮しない《バックアップメンバー》を捨て、殴り合いを抑制する《ユグドラシル》をサーチしてきます。

 そして、ターンエンド。

 

 モモベリアデビルーク氏はあきらかに、徹底的に盤面を固め、《拒絶する世界》を発動した後で【インペリアルクルセイド】で一掃、という流れで動いています。

 

【後攻4ターン目】

 ドローは、《無限の魔法石》、《蠅魔王ベルゼブブ》。

 

 手札にある《エンジェルビルダー》、そしてトリガーセットされている《巨人の鉄槌》を見て、朝ランチ氏が仕掛けていきます。

 BP11000である、ヴェルフェゴールがアタック。

 まずは〈ダメージブレイク〉の効果でファフニールに1000ダメージを与え、BPを9000に落とします。

 

 モモベリアデビルーク氏は防御はせずにスルーを選択。これでライフは6vs6。

 《ゴーストフェンサー》の〈退廃の剣〉が効果を発動し、朝ランチ氏のジョーカーゲージを減らします。朝ランチ氏のジョーカーは、速度的に【冥札再臨】でしょうか。

 

 続いて朝ランチ氏は、2枚ある《エンジェルビルダー》のうち、1枚を召喚。〈煌めく筋肉〉により、場にいるユニット全員が【加護】を持ちます。

 ここで、4体目のユニット召喚だったために、モモベリアデビルーク氏の《生誕祭》が効果を発動。2ドローを許してしまいますが、モモベリアデビルーク氏の手札はこれで6枚になったため、実質1ドローでしょう。

 

 その後は、《死者潜伏》の追加ドローで手札があふれないよう、手札に残っていたエンジェルビルダーを軽減としてセット。

 手札を《戦神 毘沙門》、《無限の魔法石》、《無限の魔法石》、《蠅魔王ベルゼブブ》とし、《巨人の鉄槌》用のCP1を残した状態で、ターンを返しました。

 

 《エンジェルビルダー》を軽減に差したことにより、次のターンに軽減《戦神・毘沙門》を召喚できる状態になりました。

 拒絶が先か、毘沙門が先か。

 勝負の行方はわかりません。

 

【先攻5ターン目】

 先ほどの《生誕祭》でのドローは、2枚目の《ユグドラシル》と《悠久の大地》。ターン開始時のドローは《アルラウネ》。

 まずは手札で《ユグドラシル》を重ね、《軍神アテナ》をドローします。

 

 このあと、モモベリアデビルーク氏はしばらく考えたあとで、《悠久の大地》をセットして《ファフニール》で攻撃を仕掛けていきます。

 たしかに、〈屍竜の雄叫び〉の効果で全員に【沈黙】が付与され、2体の《ギガンテス》のBPは4000、《エンジェルビルダー》は7000。【巨人】デッキのパンプと言えば《巨人の鉄槌》ですが、朝ランチ氏の残りCPは1のため、発動されても1枚までです。

 つまり、エンジェルビルダーのBPは上がっても14000まで。《悠久の大地》を5発撃ち込めば9000。現在の《ファフニール》のBP10000に一歩及びません。

 このあたりの計算の速さは、さすがとしか言いようがないでしょう。

 

 そして、よもや《悠久の大地》が挿してあるなどとは思いもよらず、朝ランチ氏は《エンジェルビルダー》でこれを防御。すぐさま《巨人の鉄槌》を起動して迎撃にかかります……が、結果は先ほど述べたとおり。

 《悠久の大地》5連発で戦闘に勝利したのは《ファフニール》。オーバークロックして行動権を回復します。

 朝ランチ氏は《死者潜伏》により捨て札から《ヴェルフェゴール》を回収しますが、苦しい展開となってしまいました。

 

 その後は《ゴーストフェンサー》《軍神アテナ》が続けざまに攻撃し、朝ランチ氏のライフを4まで減らしていきます。

 朝ランチ氏のジョーカーゲージが、あと1撃でたまるかたまらないか、というところだったため、ファフニールは追撃せず。

 6枚の手札の中から、満を持して《拒絶する世界》をトリガーセットすると、ターンを終了します。

 

【後攻5ターン目】

 ドローは2枚目の《蠅魔王ベルゼブブ》《風紀委員マコ》。

 現状を打破するには難しいドローです。ここで《カパエル》が来ていれば軽減毘沙門を撃つこともできたのですが……。

 

 朝ランチ氏は《カパエル》を探して《蠅魔王ベルゼブブ》をオーバーライドしますが、ドローは《裁きのマーヤ》。しかたなく、《無限の魔法石》セットからの《ヴェルフェゴール》召喚で、《風紀委員マコ》を《カパエル》と交換します。

 

 その後、朝ランチ氏は《カパエル》を召喚して《戦神・毘沙門》をサーチ。

 《無限の魔法石》をトリガーセットして《巨人の鉄槌》を匂わせながらの《ヴェルフェゴール》で攻撃します。

 

 2体の《ヴェルフェゴール》の〈ダメージブレイク〉により、《ファフニール》のBPが9000になってしまったため、モモベリアデビルーク氏はこれをスルー。

 これにより、《ゴーストフェンサー》の〈退廃の剣〉の効果が発動し、朝ランチ氏はその後すぐさまターンを終了したのですが、ジョーカーゲージがたまりきらない状況となってしまいました。

 

【先攻6ターン目】

 ドローは、《ブロックナイト》、《人の業》。

 

 相手の場に5体のユニットが並んでいますが、大きな脅威は《ヴェルフェゴール》の2体だけで残りは2体の《ギガンテス》と《カパエル》。これらは手札にある《ユグドラシル》で封殺可能なコスト2以下。

 モモベリアデビルーク氏は当然、このターンで《拒絶する世界》の発動を狙っていきます。

 

 まずは《ゴーストフェンサー》を撤退させて、《アルラウネ》を軽減に使っての《ブロックナイト》召喚。《ミューズ》をサーチしてきたので、手札の《ミューズ》に重ねて《ブロックナイト》をドロー。

 続けて《ブロックナイト》撤退からの《ミューズ》を軽減に使って《ブロックナイト》。サーチは《ギャウルス》。

 《ギャウルス》を軽減に使って、《ブロックナイト》を《軍神アテナ》へと進化。

 《ゴーストフェンサー》《人の業》をトリガーゾーンにセットし、最後に《ユグドラシル》Lv2を召喚。見事に手札を全部使い切っての《拒絶する世界》発動。朝ランチ氏の手札をすべて墓地へと落としました。

 

【後攻7ターン目】

 ドローはよりにもよって、《デビルウィンナー》×2。

 《戦神・毘沙門》の土台となる《カパエル》を撤退させるわけにもいかず、朝ランチ氏は何もせずにターンエンド。ジョーカーゲージをマックスにします。

 

【先攻8ターン目】

 ドローは《義勇馬エニフ》、《ユグドラシル》。

 

 あとは【インペリアルクルセイド】からの一斉攻撃でライフを削りきるだけです。

 モモベリアデビルーク氏は、《ファフニール》でアタック。何もなければBP負けはありませんし、攻撃が通れば儲けもの。もし返り討ちにされたとしても、《義勇馬エニフ》からの【強制防御】付与で毘沙門の土台となる《カパエル》を撃破できると思ってのことでしょうか。

 《ギガンテス》が防御してきたので、これを撃破。

 

 守りの要としてユグドラシルは攻撃せず、また毘沙門が撃たれることを考慮してさらなる展開もせずに、モモベリアデビルーク氏はターンを返します。

 ジョーカーゲージはぎりぎりでたまりませんでした。

 

【後攻8ターン目】

 ドローは、《ヴェルフェゴール》《裁きのマーヤ》。

 

 朝ランチ氏は《戦神・毘沙門》が来ることを期待して【冥札再臨】を使いますが、拾ってきたのは《無限の魔法石》、《インペリアルソード》、《蠅魔王ベルゼブブ》。

 かすかな望みをかけて《デビルウィンナー》をオーバーライドしますが、ドローは《巨人の鉄槌》。

 残りターン数を考えてもあとはジリ貧になるだけと察知し、朝ランチ氏、ここでサレンダーとなりました。

 

 

【総括】

 互いに並べあうデッキタイプだったため、《拒絶する世界》を握っていたモモベリアデビルーク氏が戦局をコントロールしていた印象でした。

 【秩序の盾】持ちの【軍神アテナ】率いる高BP軍団に、朝ランチ氏の《蠅魔王ベルゼブブ》、《裁きのマーヤ》などのカードも腐ってしまっていたので、相性差もあったかと思います。

 

 ターニングポイントはやはり先攻5ターン目の攻防でしょう。

 あそこで朝ランチ氏がスルーを選択し、次のターンで《エンジェルビルダー》を土台にしての軽減毘沙門が決まっていれば、また違った戦いになっていたのではないでしょうか。

 ……とは思いますが、そのときのモモベリアデビルーク氏の手札は潤沢だったので立て直しも容易でしたし、そもそも《巨人の鉄槌》を撃ってなおBP負けするなんて考慮の外ですから仕方ありません。

 

 また、戦局を大きく変えた存在として、《ゴーストフェンサー》の存在があげられます。〈退廃の剣〉による効果で、朝ランチ氏のジョーカー発動は結果として2ターンも遅れており、そのぶんだけ後手に回ってしまっていました。

 もうすぐDOBの更新があり、《ゴーストフェンサー》はもう4ptにはなっていないでしょうが、それでも今回のエラッタにより採用の余地はある存在となれたのではないでしょうか。0ptだと厳しいですけども。

 

  ……ということで、今回は終了します。

 そして、書いてみてわかったことですが、執筆に時間かかりすぎぃ!

 予定が立て込んで忙しかったこともありますが、リプレイから1週間も経ってるよ!

 

 ……今度やるときは、簡潔にわかりやすくできるよう、いろいろ工夫していこう。

 

 それではでは。

 長文におつきあいくださり、ありがとうございました。

【デッキ紹介】青黄祈り御供

 出来立てのブログの記事が、自己紹介だけではなんとも味気ない。

 というわけで、まずは自分が現在メインで調整中のSデッキを晒してみようかと思います。

 

 ……いくら調整したところで、来週にDOB更新が来てしまったら、やり直しではあるんですけどね(´・ω・`)

 

 

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 はい、赤黄祈り御供の劣化バージョンです。

 しかし、このデッキ、赤黄祈り御供とは違い、Sデッキ

 試合に勝利した暁には、もらえるAPが3倍となっております。

 なお、自分は昨日これを使って、4勝3敗。なんとか勝ち越せてはいます。

 

 基本戦術は、ヴァイオレット、ジャンプー、角端、毘沙門、人身御供を駆使しての消耗戦。

 とにかく相手の盤面をガタガタにしながら、隙を見て殴っていく感じです。

 

 先攻のときは、

  ホーローセン→ヴァイオレット→ジャンプー→角端

 という、CPカーブに沿った押し付けムーブができるので、マリガンもそれ狙い。

 

 3CPユニットが弱いので後攻はちょっと困るのですが、

  2CPユニット+ヴァイオレットor人身御供

 という感じのマリガンでとりあえずやってます。

 

 Sデッキでありながら、『先攻! 殴る! 燃やす! 行動権回復!』とか、『盤面並べてインクルやジャッジメントでドーン!』とかではない戦い方ができるので、地味にお気に入り。

 興味が湧いた方は、是非使いやすいようにアレンジして全国に挑んでみてください。

 

 

 負け続けてAPが燃えちゃったら、ごめんね。

 

 ではでは!

 (`・ω・´)ノシ