スルトは本当に女なのか?
どもです。
世の中ではエイプリルフールなのですが、自分は嘘を吐くのが苦手なので、今回は他人のウソを見抜いていきたいと思います。
さて、今回嘘を見抜く相手は、トリガー破壊と全体火力が組み合わさり最強に見える巨人・《火炎将軍スルト》さんです。
1個前でヴァルゴという雌型巨人を出しているにもかかわらず、巨人族に似つかわしくない外見で周囲にどよめきを引き起こしたこのユニット。
フレーバーテキストには、『巨人族を束ねる峻烈なる女将軍』と書いてあり、まず間違いなく『女性』だと思われています。
だがしかし、本当にそうでしょうか?
それは、スルトの嘘なのではないでしょうか?
そう疑ってしまったきっかけは、フォイルの攻撃時のセリフにあります。
「サーと言いなさい」
皆さんは、このセリフに疑問を感じませんでしたでしょうか?
『サー』と言う単語を聞きなれていない人のために説明しますと、これは英語の『Sir』であり、イエッサー(Yes,Sir.)やアイアイサー(Aye aye,Sir.)などの掛け声で有名な単語です。
で、この『Sir』なんですが――。
基本的に、『男性に対する呼びかけ』の単語なのです。
ちなみに女性への呼び掛けには、『マム(maam)』を使います。
軍隊でも、『イエッサー』は男性上官に対して使うもので、女性上官に対しては『イエスマム』を使います。
もしかしたらガルパンを見ていた人なら、この知識はなじみがあるものかもしれません。
で。
それを踏まえると、スルトが本当に女性であるならば「サーと言いなさい」と言うセリフがおかしいことは明白です。
スルトが女性上官ならば、「マムと言いなさい」になるはずなんです。
そうでない理由は、スルトは実は男だからとしか考えられません。
したがって、スルトは――もしくはフレーバーテキストは嘘をついているのです。
ただ、考えられる可能性が、もう1つだけあります。
それは、スルトは本当に女性だけれども自分のことを男だと思っている(思いたい)という可能性です。
巨人の世界は男尊女卑。
女ということで周囲から軽んじられる日々。
「男なんかに負けるか」という熱い思いを抱いて努力し、差別をはねのけてついにつかんだ将軍の座。
しかし部下たちは「女の下でなんか働けるかよ」と悪態をつきます。
そこで、スルトは一喝。
「サーと呼びなさい!」
つまり、「私は女(マム)ではなく男(サー)である」と宣言し、部下たちを従えようとしているわけです。
この構図、何かに似ています。
女ながらに男顔負けの戦力を持ち、女を捨てて戦場に身を投じていく――つまり、姫騎士です。
敵に捕らえられてしまったのなら、「私は男だ(サーと呼びなさい)」と言いながら、くっころ展開が待っていることでしょう。
彼女が捕まってしまった原因はなんでしょうか。
きっと、味方だと思っていた仲間による嘘情報に騙されてしまったからに違いありません。
皆さんも嘘情報には十分気をつけましょう。
ハッピー・エイプリルフール。