Ver1.4稼働日前に、Ver1.4を評価する~ウイルス編~
Ver1.4が稼働する前に、続いて【ウイルス】サイクル編、いきます!
赤
■ウイルス・炎
ウイルス保持者のターン開始時に1000ダメージ。
相手の出したLv1サーチ珍獣を焼ける。
いやらしいけれども、ウイルスを押し付けた側からすれば相手のターンに発動するのがネック。
相手ターンに発動する火力は現在、挑発や火気厳禁、あと道化師リカのレベルアップ時の効果になるんだけれども、それらがいまいち使われていないのがことからも察せるんじゃないかと思います。
それもそのはずで、COJは基本的にターンの保持者がイニシアチブの保持者。
だから、ちょっと困るけれども、どうとでもできる、っていうのが結論に。
……それを踏まえて、【ウイルス・炎】を押し付けるカード2種。
■ソウルダンサー:体感DOB3
2枚目の赤色舞姫であり、ミューズと肩を並べる舞姫最高BPの持ち主。
【ウイルス・炎】がそもそも微妙なので、この『舞姫』である点を活かしたデッキに忍ばせたい。
ウイルス押し付けユニット全員に言えることだけど、能力の発動順はユニット→トリガーの順番なので、このユニットと押し付けたウイルスを合わせて場に9体以上なら、《拒絶する世界》が発動します。
3体しか残さず油断している相手に、拒絶を食らわせる手段として採用される……かもしれないけれど、それならパズズの方がいいなぁ。
■火炎の咆哮:体感DOB2
【ウイルス・炎】はともかく、1CPで【スピードムーブ】をつけられる。
DOB次第では《インペリアルソード》の代わりに採用がありうる1枚。
■ウイルス・灼
ウイルスを押し付けた側がアタックすれば、ウイルス側全員に1000ダメージ。
ウイルスは相手側のユニットであるために、相手の秩序の盾持ちもダメージを受けるのがポイント。
しかし、戦闘で返り討ちに会ってレベルが上がれば、それまでのBPダメージが回復されてしまうので、要注意。
【ウイルス・灼】を押し付けるカードは1種。
■パズズ:体感DOB0
これはもう、一種の《ブレイブドラゴン》。
《インペリアルソード》と綾香の《ブレイブシールド》で、全体6000ダメージは当然のことで、周りが攻撃していっても【ウイルス・灼】の効果で相手が焼けていくので、こちらにユニットが並んでいれば並んでいるほど、勢いは止まらない。
いかに並べるか、が課題になるけど、コイツは悪魔。さらに《鏡合わせの祈り》で呼べるレベル4。(この場合、ウイルスは出てこないけれども)
赤青悪魔デッキにすんなり入って悪さしそう。
黄
■ウイルス・縛
ウイルスを押し付けた側がアタックすれば、ウイルス側にランダムで【呪縛】。
ただ、【呪縛】自体は受けたところで戦闘には関係しないので、効果的に使うには一工夫が必要。
つまり、雑に入れても役に立つかは微妙。
それを踏まえて、【ウイルス・縛】を押し付けるカードは2種。
■司令官テイアー:体感DOB2
《ゴールドクラウン》や《九尾の妖狐》とは、能力も噛み合っているうえに土台にもなれて好相性。
2CPと軽いため、《天龍のレイア》とあわせてもいい感じ。
いちおう、《静寂の湖》を発動させやすくもなっています。
■捕縛の雷光:体感DOB3
なんで、行動権消費しているユニットをバウンスしちゃうんですか!
せっかく呪縛をつけようとしたのに!
■ウイルス・費
ウイルス保持者のターン開始時、ランダムで行動権消費。
不屈がない限りは、疑似的な除去として働くのが強い。
【ウイルス・費】を押し付けるカードは1種。
■パールヴァティー:体感DOB1
相手のユニット数が少なければ、高い確率で【呪縛】がヒットして、ランダム効果を薄めるためにすでに呪縛で行動完了しているユニットを撤退させなければ、《マルドゥーク》をはじめとした『2体以上行動完了』系ユニットの餌食。
きちんとした呪縛デッキが作れれば、そのいやらしさは想像以上だと思う。
3Dモデルの原型は、ティターニアですかね?
青
■ウイルス・黙
ウイルスを押し付けた側がアタックすれば、ウイルス側にランダムで【沈黙】を付与。
ランダムなので運は絡みますが、後手1t目に出てきた軽減《エンジェルビルダー》に無理やり【沈黙】を与えに行けるのはポイント。
軽減《ユグドラシル》の場合は、攻撃に行けないので諦めてください。
【ウイルス・黙】を押し付けるカードは2種。
■祝宴のプロメテウス:体感DOB3
青は《大寒波》があるので、ウイルス押し付けユニットは少しだけ評価アップな気がします。
少しだけ。
■黙想の薔薇:体感DOB3
圧縮にはなるよ、うん。
■ウイルス・成
ウイルス保持者のターン終了時、ウイルス側のユニットをランダムでクロックアップ。
クロックアップ時やオーバークロック時の効果を持つユニットがウイルス側にいると、友情コンボになってしまいますので、扱いが微妙に難しい印象。
一方、《魅惑のトリア》との相性は抜群。
効果発動タイミングは同じターンの終了時であるものの、能力解決の優先の関係で、
【ウイルス・成】でクロックアップ→トリアの効果で、レベル2以上破壊
となるはずです。
【ウイルス・成】を押し付けるカードは1種。
■イシュタル:体感DOB1
唯一無二の【ウイルス・成】が【魅惑のトリア】とお手軽コンボのため、採用の価値は十分。
自身の能力もあって困るものではなく、ウイルスの効果で相手がクロックアップした返しのターンで別のユニットがブロックを誘うようなアタックをすれば、
・クロックアップしたユニットがブロック→Lv3になるので、確定で死亡
・他のユニットがブロック→ハデスで2体除去
・ブロックしない→1ライフダメージ
の選択を迫れます。
あとこのユニット。
イラストの足の開き具合から見て、3Dモデルの原型はバアルな気がします。
緑
■ウイルス・力
ウイルス保持者のターン終了時、ウイルスを押し付けた側のユニットをランダムで基本BP+2000。
ウイルスを押し付けても、その返しに更地にされたら、スピムユニットを出しても一切恩恵を受けることができない、唯一のウイルス。
一方、ランダムゆえに加護ユニットにも効くので、当たり具合によってはBP8000オーバーの加護ユニットが誕生して、珍獣が沈黙する。
【ウイルス・力】を押し付けるカードは1種。
■ラミア:体感DOB2
1t目で出せば、次のターンは2CP7000ユニットだし、【竜・亜竜】は種族デッキとしてジワリと伸びてきているところ。
新しいマリガン基準として、使い勝手は悪くないと思います。
■ウイルス・攻
ウイルスを押し付けた側がアタックすれば、そのアタックユニットの基本BP+1000。
これにより、攻撃している限りは青沖田がずっと生きていられるので、なかなかにいやらしい。
【ウイルス・攻】を押し付けるのは2種。
■キュベレー:体感DOB2
貫通を付与させるためには、次のターンまで生き残らなければいけないのに、自身のBPは5000。殴れなければ、ベルゼで死亡してしまう。
後手1t目や先手2t目ならば、返しでベルゼが来ることはないので有用だが、そうすると、【ウイルス・攻】の恩恵を受けられるユニットが少なくなってしまうのがもどかしい。
そのあたりは割り切って、先手1t目《神人ヤマトタケル》、2t目《キュベレー》でまずはBP10000アタック。次のターンにはBP11000貫通アタックという『黄緑・神戦士』みたいなアーキタイプができれば、いける気がする。
3Dモデルの原型は、フルーレティとみるが、どうか。
■神秘の攻具:体感DOB1
【ウイルス・攻】目当てなら、こっちの方がキュベレーより使いやすい気がするんだけれども、どうだろう。
以上!
個人的な感想ですが、【ウイルス】によりデッキタイプに多少幅は出たものの、環境を変えるほどの力まではないように思えました。
……とは言え、実際にやってみて、やられてみないとわかりません。
ウイルスを押し付ける戦略がどれくらいいやらしいのかは、まだまだ未知数。
どっしり構えて並べて《拒絶する世界》をちらつかせるのが、単純でいい気がしますけどね。
それでは、今回はこの辺で!