【ウィルス】によって、影響を受けそうな既存カードたち
どもです。
気ままにマイペース更新です。
Ver1.4のロケテが始まりまして、いろいろな情報があふれてきているわけですが、昨日、公式のブログで新システムである【ウィルス】について取り上げられましたね!
詳しい内容はリンク先を見ていただくとして、端的にまとめると、【ウィルス】とは――
・相手の場に、
・攻撃、防御、撤退、進化、それぞれ禁止の、
・CP3、BP6000/6000/6000、種族:ウィルス、属性:(効果による)
・ユニットを【特殊召喚】する。
といったところでしょうか。
フィールドの5個しかないユニット枠に、お邪魔虫を1匹押し付けて使えなくさせちゃうって感じですね。
さらに、その【ウィルス】ユニットは能力も持っていて、
・毎ターン、
・押し付けた相手のフィールド上のユニットランダム1体に、
・何かしらの不利益な効果をもたらす。
・寿命カウンターを持っており、
・押し付けた相手のターン終了時に、寿命カウンターは1ずつ減っていく。
・寿命カウンターが0になったとき、その【ウィルス】は除外される。
※除外は、破壊でも消滅でもない。
ってな感じでしょうか。
あ、そうそう。
【ウィルス】ユニットを押し付ける効果を持っているカードは現在、《パールヴァティー》しか公開されていません。
ですから、上に書いたこととこれから書くことは、憶測を多分に含みます。ご了承くださいませ。
さて。
パールヴァティーの効果が、【ウィルス】関連の基本的なシステムだとすると、とりあえず以下のことが予想されます。
・相手のフィールドに押し付けられる【ウィルス】は1体まで。
パールヴァティーの効果では、相手に【ウィルス】を1体押し付ける前に、相手の【ウィルス】ユニットをすべて除外しています。
それ以外のユニットもこの効果に倣うとしましたら、相手のフィールドには1体までしか【ウィルス】ユニットを押し付けることができないことになります。
でもまぁ、それは納得できることですよね。
複数体押し付けられるのだとしたら、相手のフィールドを【ウィルス】ユニット5体で埋め尽くすクソゲーができてしまいますもの。
それはさすがにテストプレイ段階で、はねられているでしょう。
……まぁ、SRユニットなら、『対戦相手のフィールドにウィルスをすべて除外する。その後、相手のユニットが4体以下なら1体、3体以下なら2体のウィルスを押し付ける』みたいな効果を持っていてもおかしくはありませんが。
いや、ないか。さすがに強すぎるか。
さてさて、それでは本題。
この【ウィルス】システムに影響を受けそうな既存カードは、どんなものがあるでしょう?
そんなことが気になりまして、ちょっとピックアップしてみました。
1:インターセプトカード全般
いや、大ざっぱすぎますが、冗談じゃないです。
見ていただければわかりますけど、この【ウィルス】ユニット、属性を持っているんですよ。
そして、そいつが自分の場にいるわけですよ。
じゃあもちろん、その色のインターセプトも使えるよね、って話です。
黄色ユニット1体しかいなかったけれども、黄色属性の<ウイルス・費>を押し付けられたことで、《ジャッジメント》が撃てて勝てた、ってことがありうるわけです。
よくよく考えてみれば、今回のバージョンは多色が推奨らしいですから、
「3色デッキを作ったJ! インターセプトもそれぞれの色のいいとこどりだJ!」
→「インターセプトを使いたいのに、その色のユニットが来ないJ。うぼぁー」
という問題を、
「運よく、使いたいインターセプトの属性のウィルスを相手から押し付けられたJ! このインターセプトを撃って、逆転だJ!」
という駆け引きで解決することを期待してデザインされたのかなぁ、と。
そんな製作者の意図を感じとってしまいます。
2:ユニットの数を見るカード
具体例を出せば、《デスティニー・コントロール》に代表される、トリコン系のカードです。
って言いますか、トリコン、次のバージョンきつすぎませんか?
ターン終了時、開始時に、自分のユニットの数が0体のときに効果を発揮するカードばかりのデッキで、攻撃も防御も撤退も禁止のユニットが居座り続けるって、相当つらいですよ?
ポジティブに考えるのでしたら、ウィルスをコストにして《人身御供》が撃てるようにはなっていますけれども。
ユニットの数を見るカードと言えば、緑の『対戦相手のユニット数よりも、自分のユニット数が少ない場合に効果が発動』するユニットたちはいいですね。
相手にデメリットのユニットを押し付けつつ、自分のユニットはメリットを享受できるわけですから、新たなアーキタイプとしての確立もあり得りえます。
ただ、同様に相手からウィルスを押し付けられると、条件の達成が厳しくなりますが。
あとは、《大寒波》に代表される、『相手のユニットが4体以上のとき』系のカードも撃ちやすくなっていますし、《拒絶する世界》みたいな『フィールドにユニットが9体以上のとき』系のカードも効果が発動しやすいでしょう。
《ライブオンステージ》もここに入るかな? 《聖女の祈り》はトリコン系の立ち位置ですが。
変わり種としては、《力の暴走》や《チアマスター》のような『相手のユニットと自分のユニットを選ぶ』系のカード。
これも、ウィルスの使い手側と相性がいいです。
相手のユニットとしてウィルスを選んでおけば、メリットを享受するのは自分のユニットだけになりますから。
逆に相性が悪いのは、《玉璽》や《歴戦の勇士》のような『ユニット1体のとき』効果を発揮するカード。
《氷刃の侍》なんかは、現状ただでさえ寒い立ち位置なのに、さらに寒い場所へと追いやられそうです……。
3:ユニットをコストにするカード
押し付けられたウィルスを逆に利用できるカードは、価値が上がりそうですね。
有名どころだと、《ダークテイマー》に《冥土の献上品》。
『冥土』繋がりで、《冥土少女シノ》なんかも、能力のデメリットを『ウィルスを除去できる』というメリットとして使用できそうです。
《ゴーレム》なんか、ウィルスを消滅させたうえで、もう1回守れるドン!
これからのトリガー割りは、《暴走する魔剣》で決まりだね!
他にも、《アリアンロッド》、《光神・アマテラス》、あと《ドラゴンゾンビ》といった、『互いのユニットを消していく』ユニットも、デメリットを消しつつ相手に干渉できる手段として、価値が高まりそう。
あまり、使われていないところですと、《エラーラン》や《黒影王の巨手》なんかは、ウイルスの除去兼DOB要員として、いろいろなデッキに出張しそうです。
……とはいえ、《輪廻転生》はやっぱり使われなさそうですが。
《養分補給》? うーん。
4:ランダム系のカード
自分が【ウィルス】を使う立場だとしたら、『ランダム』系とは相性が悪いので合わせない方がいいですね。
単純に、相手の頭数を増やしているわけですから。
有名どころですと、《蠅魔王・ベルゼブブ》。
ウィルスのBPが6000なのでうっかり殺しちゃうことはありませんが、それでもハズレであることには変わりありません。
そして、《狂神・アレス》。
自分のフィールドにウィルスがいれば、ブロウアップ効果を自分はウィルスに当てられるので相性はいいですが、相手のフィールドにウィルスがいると防御禁止付与のハズレ枠になります。
それ以外のランダムは……まぁ、割愛。
《無限ループ》とか《阿修羅百式》、《酒呑童子》の話はしなくてもいいよね。
強いて言うなら、相手のフィールドにウィルスがいるときに、BP5000以下を《角端》で破壊できなくなったってことくらい?
★まとめ★
長々と書いてきましたが、まとめると、
環境的に相性◎
・ユニットをコストにするカード
→今までの効果にプラスして、『ウィルスを能動的に除去できる』という価値が付いた。
相性○
・相手のユニット数、またはフィールド上のユニット数を見るカード
→相手の場に無理やりユニットを増やせるので、効果を発動させやすくなった。
相性△
・ランダム系のカード
→ウィルスを押し付けるカードと併用すると、ランダム効果でのハズレが増えることになる。
相性×
・自分のユニット数を見るカード
→相手からユニットを無理やり押し付けられるリスクが増え、効果を発動させづらくなった。
……ってな感じですかね。
もちろん、【ウィルス】というシステムがどのくらい流行るのか、それによって挙げてみたカードの価値も変わります。
なので、それを知るためにも、ウィルス関連の新カード情報をもっと頼みますよ、SEGAさ~ん。